アルバイトをしていて職業訓練を受けてみたいけど大変そう、途中で挫折しそうで不安とお考えの方に、参考になる記事です。
求職者支援訓練(以下「職業訓練」と表記します)は、「職に就いていない人」だけが受けられるのではありません。
条件次第では雇用保険に入っていないパート・アルバイトの人等も対象になることがあります。
「働きながらでも訓練を受けられるのであれば、ぜひ受講したい!」と思う人もいるでしょう。
一方で「仕事と両立するのは大変なんじゃないか」といった疑問点が出てくるのも理解できます。
著者も両立に不安がありましたが、思い切って訓練に申し込んでみた経験があります。
(訓練に専念するためにアルバイトを辞めようか迷いました。しかし給付金の受給要件に満たないため、収入ゼロの状態になります。それは避けたいと思ったので…)
結果、月70時間のアルバイトをしながら半年の期間の職業訓練(e-ラーニング)を修了できました。
両立にあたって、私自身がなにか特別な条件に恵まれていたわけでは無いです。
ただし、以下にまとめた事柄について「意識」したことで、訓練を順調に進めることが出来ました。
(あくまで意識するだけ。完璧にこなさなくてもOKです!!)
求職者支援訓練(e-ラーニング)とアルバイトの両立のポイント
前提条件(私の場合)
本題の前に、訓練を受ける前の自身の勤労状況について整理しておきます。
以下の条件のアルバイトで、訓練を両立させていました。
- シフト制、月70時間以内(週3〜4日)
- 1日の勤務時間は長くても5.5時間(1時間の途中休憩無し)
- ほとんどが日中勤務
職業訓練とアルバイトを両立させるために意識しておきたい3つのこと
以下、実践したことです。
最初の方でも書きましたが3つ全てを完璧にこなす必要はありません。最低1つでも訓練期間中に取り組む意識を持ち続けるのが大切です。
アルバイトの時間を調整する

職業訓練の学習時間の確保がアルバイトよりも優先されます。アルバイトに費やしている時間が多すぎる場合は調整する必要があります。
では、どうやって時間数が多すぎるかそうでないかの判断をするのか?についてですが、
ひと月あたりの「アルバイト時間数+職業訓練の時間数」を「フルタイム勤務の時間数」と比べるのが、判断方法の1つとして有効です。
考え方
- まず、ご自身の月あたりの勤務時間を確認します。
訓練を受ける条件を満たしているのであれば雇用保険に入っていないでしょうから、パート・アルバイトの稼働時間は多くて週20時間、つまりは月80時間以内でしょう。
一方、フルタイム勤務の月あたりの時間数は一般的には週40時間、つまり月160時間と考えられます。 - 次に、応募してみたい職業訓練の「期間」と「総時間数」を確認しておきましょう。
ここでは一例として、「訓練期間…6ヶ月、総学習時間…500時間」とします。
500(時間)÷6(ヶ月)≒83時間が「1ヶ月あたりの学習に確保する時間」です。 - 2.で求めた一月あたりの訓練の総時間数に、1で求めた自分の労働時間を足します。
今回の場合は、83時間+80時間=163時間となります。
これでは月160時間のフルタイム勤務を超えてしまいますので、超えた3時間分は、アルバイトの時間を減らして160時間を超えないようにします。
(3時間程度なので、頑張れるのであれば調整しなくてもいいかもしれませんが…)
私の場合、「週1日くらいは休みもとりながら、両立していきたい」と考えていました。
上記の方法から、それまで月80時間に設定していたアルバイトは時間数を減らして月70時間以下に変更してもらいました。
1日の中で「絶対に学習する時間」を決める

1日のうち、「この時間帯だけは毎日勉強する」と決めてしまいます。短時間でも問題有りません。
決めたら、スケジュール帳などに記入しておくとすっぽかし防止になります。訓練中はそのスケジュールを厳守するようにします。
私は、朝(出勤前)に1時間半は必ず学習し、仕事後に残りの分をやるようにしていました。
帰宅後に勉強開始では疲れてやる気が起きなかったからです。朝なら疲れておらず、まだ頭も冴えているので、割とはかどる感じがしました。
「1日3時間はやらなくちゃいけないのに、朝少しだけやっても中途半端じゃない?朝はギリギリまで寝ていて、バイト後に一気にやった方がいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。
あくまで自分の場合ですが、朝に少しでも進めておくと、気持ちに余裕ができ、帰宅後の学習にもモチベーションが出たのです。家を出る時間になって中断していたのが気になって、帰ってからすぐ再開したくなります。
仕事の後にはじめて今日の勉強を開始しようとすると「やっぱり今日は疲れたからいいや…」となってしまい、学習を続けられず、挫折のもとになりかねないと考えています。
就活や作品制作が並行するときは、順番に着手する
職業訓練は、学習だけが訓練内容の全てではありません。目的が「就職」であるからには、訓練と並行して就職活動も続けなければなりません(ハローワークや訓練校から口酸っぱく言われます…笑)
訓練の後半になったあたりからは履歴書や職務経歴書といった書類の作成に取り組むので、学習よりも就活のウエイトが上がる時期もあります。
また、訓練の内容や目指す職種によっては、ポートフォリオ(作品集)を制作し、用意しておく必要があります。求人に応募した際に上記の書類といっしょに提出を求められる場合が多いためです。
ただでさえバイトに時間が圧迫されているのに、学習以外にもやることがいっぱい…となると、どれから処理したらいいか分からなくなりました。実際同時にやってみると大変だと実感します。
そこで、「この日はこれしかやらない」と日によってタスクを分ける手段を取りました。
全てを毎日少しづつ進める方がいい、という考えもあるかもしれないですね。しかし私にはこちらの方が合っていました。一つのことに集中でき、勢いがついたようでした。
ただし、仕事が無い日ならばこの限りではありません。学習とそれ以外のことを、1日のスケジュールを決めて並行して進めてみてもいいでしょう。(8時間も確保して、1つのことをずっとやるのは飽きます…)
直前項目で設定した「学習する時間帯」は、並行する作業がある場合どうすればいいのか?という疑問が出てくるでしょうが、学習をやってもやらなくても構いません。
私の場合は、「その日最優先で進めたいこと」をその時間帯にあてていました。つまり就活をする日や作品制作をする日は、学習をしませんでした。
結局のところ、一日の途中で作業を切り替えるのが難しいと思ったためです。
まとめ
- パート・アルバイトの時間が多すぎるなら調整する(優先度は職業訓練>仕事)
- 1日の中で「絶対に学習する時間」を決めれば、学習を順調に進められる
- 就活や作品制作が並行するときは順番に取り組む(学習と同時進行しない)
訓練自体は、慣れれば順調に進められるようになります。
一番苦戦する時期は、ポートフォリオ制作や就活(書類作成、面接対策など)も並行する時ですね。
両立すると忙しくはなりますが、ちゃんと休む時間を確保できますし、そこまで苦ではありません。
「日に日に前進できている感」があり、気持ちが前向きになれ良かったと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
本記事が、職業訓練に挑戦して就職・キャリアアップに結びつく手がかりとなれば幸いです。
職業訓練に応募する手続きについて、やることが結構あったので下記のページにまとめています。


