Webデザインのオンラインスクール「デイトラWebデザインコース」を履修完了したので、気づいた点など書いていきます。

デイトラは、ネット上では「良い」との評判が多いですが…私も、総括して良質なスクールだと思いました。
特にこのようなことを考えているのであれば、大変お勧めできるスクールであると思います↓
- 働きながらWebデザインを数ヶ月〜1年かけて勉強したい
- Webデザインが自分に合うか、お金をかけてもいいので確かめたい
デイトラWebデザインコースの特長と内容
数あるオンラインスクールの中で、デイトラが主にアピールしている点は以下の通り。
- カリキュラムが閲覧期限なし(しかも随時改善、アップデートされることがある)
- Webデザインの制作技術だけにとどまらず、営業や転職のノウハウまで学べる
- 現役で活躍しているプロ(メンター)のサポートを受けられる
カリキュラムの概要について
Webデザインコースは、学習内容やレベルに応じてカリキュラムが区分されています。
- 【新カリキュラム】
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- 初級編
- 中級編
- 上級編
- 発展編
- 営業・転職編
※(旧カリキュラム)の初級編・中級編・上級編も受講可
コースを実体験してわかったこと
メリット
充実した学習ボリューム
本当にボリュームが多いです。課題もこなしていきながらとなると、1日2時間は学習時間を設けられたとしても、修了まで1年近くかかると思います。
まあ現在は新旧カリキュラムをどちらも履修できる状態になっているので、旧カリキュラムしかなかった時の倍近くの時間がかかっているんでしょうけどね。
学び直しがいつでもできる
カリキュラムの閲覧可能期間は無期限。
いつでも復習できます。内容が盛りだくさんなのでこれはありがたいです。
内容がアップデートされることがある
デイトラは定期的にカリキュラムの見直しと追加を行っているようです。
例えば、最近では「UI編」にAIツールの内容が追加されて「発展編」となりました。また、「営業・転職編」が新規で追加されました。
私はこれら2つの変更がある前から受講していましたが、アップデートに伴う追加の料金はかかりませんでした。
追加料金なしで最新の内容を学べるのは大きなメリットではないでしょうか。
学習のモチベーションアップにつながる仕組みが充実
独学で内容盛りだくさんでも、途中で挫折することなく続けられるような工夫が随所に見られました。
Discordでコミュニティに参加できる
デイトラでは受講生同士で交流できるコミュニティ(Discord)が設けられています。
作品を投稿してフィードバックし合うチャットから雑談などできるチャットまであるので、行き詰まったときやアドバイスが欲しい時などに参加すると励みになるかもしれません。
不明点はメンター(講師)に質問できる
不明点があれば、プロのWebデザイナーとして実績を積まれている「メンター」に質問できるのも大きいメリットだと思います。
1年間のサポート期間中なら何度でも質問できます(あらかじめ調べてもわからなかったところだけ聞くようにする、質問内容は具体的に伝える…などのマナーは守った方が良いですが)
カリキュラムを進めると「獲得スキル価値」が増えていく
終了したカリキュラムの項目が増えるたびに、「獲得スキル価値」という得られたスキルが金額化されたパラメーターも増えていきます。
これを眺めて、ゲームを進めてレベルアップしているような感覚を味わえるのも良いと思いました。
万が一挫折しても諦めが効く価格帯(他のスクールと比較して安価)
オンラインスクールに加入するのはこれが初めてなので、ボリュームについて他のスクールと比較するのは難しいですが、感覚でもこの内容で129,800円(※2025年3月現在)はお得だと感じます。
仮に挫折してしまったとしても、40〜50万円する他のスクールを受けてから「自分には合わない」と挫折した時と比べて後悔の度合いは小さくて済むはずです。
デメリット
動画が多い(人によってはメリットの方が大きい)
学習は、Webページを読むか埋め込みの動画を見ながら進めていきます。
個人的には動画の比率が多すぎる気がします。音声を聞くことができる環境でないと学習が難しいかもしれません。
(新カリキュラムは動画が少なくなったようなので改善された感じがあります)
中には1時間近くある動画もあるので、項目に分けてスキップできる機能があればいいんですけどね…
ただ、動画の方がわかりやすいと感じる人にはメリットの方が大きく感じるでしょう。
自己管理ができないと続きにくい
デイトラに限らずすべての在宅スクールで言えることだと思いますが、共に学ぶ友人や仲間が周囲にいないまま一人で黙々と学習を続けることになりますので、意志が強かったり、計画を考えてその通りにやれたり、といった自己管理をしない限りは、どうしても気持ちが切れやすい時期はあるかと…
しかしこれには対策があります。上記の「学習のモチベアップにつながる仕組みが充実」の項目に挙げた挫折しないために使える機能をうまく使いながら進めていくのが良いでしょう。
サポートには1年間の期限がある
デメリットというより致し方ない部分と思いますが、メンターへの質問や課題の添削依頼といった各種サポートは1年の有効期限がついています。
私としては、料金が最安水準のかわりにサポートについては期間が限られている(期間を必要なだけ自分で追加できる)と考えれば、許容できることではあります。
【補足1】修了するまでの最短期間は?
公式の回答は「数ヶ月〜」とありますが、正直なところ時間も確保できて、かつ課題の制作に没頭できるような人でないと半年以内に終わらせるのは難しいかもしれません。
【補足2】受講前に揃えておいた方が良いもの
パソコン
公式にはメモリ8GB以上のMac/Windowsを推奨していますが、可能であれば16GB以上の方が良いかもしれません。
私は8GBのMacを使っていますが、状況によっては動作が遅く感じることがありました。
Figmaなど頻繁に使うものは幸いにもあまり問題ないですが、Photoshopなど画像編集ソフトを使うときは動きがカクついてしまうこともありました…
今、8GBのパソコンを持っているならそれを使い続けていいと思いますが、新規購入や買い替えを検討しているのであればメモリ16GB以上をお勧めします。
モニター
作業しにくいなどの余計なストレスを極力減らしたいのであれば、モニターを設置して2画面以上にすることを推奨します。
片方の画面でデイトラや参考サイトを見ながら、もう片方でWebデザインの実習をすると効率が非常に良くなります。
iPadがあればそれで代替してもイケますが、画面の小ささを感じずにはいられません…
(持ち運びできる長所を活かして出先での勉強に使うならベストですけどね)
まとめ
- カリキュラムの量が充実している
- カリキュラムの閲覧に期限がない
- モチベーションを高め、達成感を味わえるコンテンツがある
- サポート期間中は何度でも質問できる
- 最安水準の料金
- 動画が多く、学習できる環境が限られる
- 基本独学なので自己管理が必要
- サポートは1年間の期限有り
…メリットの方が多いですね。本音ではもっとケチをつけたかったけど…笑
Webデザインコースに関わらず、デイトラの料金は数年前と比べて値上がりしています。
理由なく値上げしているのではなく、カリキュラムの質・量を向上させていることが関係していると思われますが、それでもまだコスパ良い方だと思います。
これに加えて、無期限で学習できる・アップデートの内容も受け取れることを考えると「できるだけ早いうちに受講した方がお得」と言わざるを得ません。
今回は以上です。
ありがとうございました。