- やりたいことがあっても忙しくて実行できない(そもそも本当にやるべきことなのかはっきりしない)
- 頭の中に色々な考えがあってモヤモヤするので整理してスッキリさせたい
- 思いついたアイデアや願望を、いつの間にか忘れてしまう
…こんな経験はないでしょうか。
以前の私がまさにそうで、このまま、周りに振り回されて日々を過ごしてしまうのか…という、悩みというか諦めモードでした。
そんな時に知ったのが「バレットジャーナル」です。
「ノート(手帳)」と「ペン」があれば実践できる、手帳術ですが、普通の日記とは違ったルールがあります。
本記事では、これまでの人生で日記なんて書いたことがなかった著者がバレットジャーナルを始めて5ヶ月が経過し、1冊目が終了したので、続けるために工夫したことや、実感した効果などをまとめていきます。
詳しくは後述しますが、こんな効果は確かにありました。
- 「目標」や「やるべきこと」を取捨選択し、着実に進めている感じがある
- 大切だと感じたことを振り返れるようになる(いつの間にか忘却の彼方へ…ということはなくなった)
「悩んでいるとかでもないけど…」という方にも、以下のどちらかに当てはまるようでしたらバレットジャーナルは向いていると思います。
- 日記を習慣にしているがマンネリ化している、やり方を変えてみたい
- 気になるデザインのノートやペン、シールなどを見かけたらつい買ってしまいストックが溜まりがち
(本題に入る前に…)バレットジャーナルに関するおすすめの文献
「バレットジャーナル」が考案された経緯や、基本の実践方法については、原典であるこちら↓の「公式ガイド」を読むか、検索すると他所様の動画やサイトがたくさんヒットしますのでそちらを参考になさってください。
バレットジャーナル 人生を変えるノート術(Amazonのリンク)
公式ガイドは結構なボリュームなので、しっかり読むと時間がかかるかもしれません。
まずはWebサイトでざっくりと理解いただければ十分と思います。こちら↓の記事が写真付きでわかりやすくまとまっていて、実践のイメージも湧きやすく良いと思いました。

ることが最優先】毎日5分以内!バレットジャーナルを書いていくコツ
【準備するもの】おすすめのペンとノートなど
バレットジャーナルを始めるには、「ペン」と「ノート」の2つさえあればOKです。
ただ、せっかく始めるなら、書きやすくてワクワクするるようなものを選びたいですよね。
ここでは、それぞれ以下のグッズをおすすめしておきます。
…某Youtuberさんがおすすめなさっていたのと同じになってしまいますが、本当にこれで十分です。
ペンはマジで書きやすい!
「ジェットストリーム」は他にも多色ペンなどラインナップがありますが、書きやすさにおいてはハズレがありません。
割とどこにでも売っているのもメリットです。
何より単純に書くのが楽しい。
強いていうならノートのリング内に収納できるようにもっと軸が細ければ良いのですが…書きやすさ重視で、この太さということだと思うので許容できます。
ノート「ロルバーン」は、Lサイズが大きすぎず小さすぎずちょうど良い大きさと思います。
持ち運ぶ予定がないけどたくさん書きたい人はもっと大きいA5サイズ、いつも持ち歩きたいのであればもう1サイズ小さいMサイズなどが良いかもしれません。
シンプルだけどおしゃれな表紙(カラーバリエーションがたくさん、限定デザインもある)とクリーム色の紙がモチベーションを持続させてくれます。所有欲を満たせるノートです!
ページの最後にクリアポケットが5枚ついていますが、使いたいインデックスやシール類、思い出にとっておきたい切り抜きやパッケージなどここに収納できるので地味に便利です。私はバイトのシフト表なんかも入れていました。
別のノートにしたいのであれば、方眼になっているノートを調達しましょう(5mmが◎)
定規がなくても大きくズレずに線が引きやすく、見栄良くなりやすいです。
続けるのに重要な「手抜きアレンジ」
人によってアレンジが千差万別なバレットジャーナルですが、自分は「〇〇はしなくていい・サボる」ということを重視していました。
毎日しっかり書いても、続けられなければ元も子もないので…
以下に、心がけていたことを項目分けしてまとめます。
全般
- 定規は使わない。
- 字は汚くても構わない。
どうせ自分しか読まないのです。自分が読める程度に書けば良し! - 色ペンやマーカーは最低限(使っても使わなくてもいい)
- 絵は描きたいときだけ描いてみる。
- 中途半端な空白部分ができてしまって気になるときは、シールやマスキングテープ等を貼って埋める
インデックス
- フューチャーログ・マンスリーログをインデックスしない。(コレクションのみ)
→代わりにインデックスシールを貼り、参照する時はそれを目印に使う。 - KEYはインデックスページの下に書く(簡略化)
フューチャーログ
3ヶ月分を1ページとして見開き2ページ、合計6ヶ月を書けるようにする。
6ヶ月より先の予定や計画ができたときは最終月の部分に付箋を貼って記入し、次のノートに変わったら写す。
マンスリーログ
マンスリーログは見開き2ページを確保します。
左のページにカレンダーを縦に書き、右のページに月のタスクを記入。
- 曜日は書かない
面倒なので…笑
ただし、日付の数字に土曜日は青、日曜日は赤の◯か下線を引いて印をつけておくと見やすくはなります。
デイリーログ
- 書く時間を決める
例えば、朝起きてすぐに1〜2分で今日の予定とやることをザッと書き、寝る前に振り返り(終わったタスクに×をつけるなど)をすると習慣化しやすくなります。 - 1日あたりのページ数は決めない。書きたいだけ書く。
書くことが少ない日が続くと1ページに4日分…とか普通にあります。逆に、書くことが多いとすぐ1ページ埋まる場合も。 - 以下の出来事のどれかを3つ(最低でも1つ)は書く(自己アレンジ)
「◎」や「☆」など、自分でわかる記号(キー)をつけてメモしておきます。
嬉しかったこと
発見
良かった、感動したこと
「今日家から出てない」「特に何もなかったよ」という日でも、些細なことでいいので書きます。
目覚めが良い、この動画面白かった、電車が空いていた、夕食がうまかった、掃除がはかどった…等でもいいのです。
毎日積み重ねていくと、読み返した時にその時の自分の良い感情を振り返れます。まあ自分の人生捨てたものではない、意外と良い日常を送っている…。と思える気がするのです。
逆に、マイナスの出来事は嫌でも注意深くなったり記憶に残ってしまうものなので、なるべく書かないようにしています
(書くとしても、内容を客観的に簡潔に書く程度にとどめるようにします)
1冊書き終えての感想【何が変わったのか】
目標を見失わなくなる
最も優先順位の高い「やってみたいこと」「や「目標」を見失わずにキープし続けられた実感があります。様々な文献でも言われていた通りの効果です。
ある日「これからこうしていこう」などと閃いても、他の細々としたタスクに追われるうちに忘れてしまうことがあります。
バレットジャーナルなら、フューチャーログやマンスリーログに書いておけるので、目標を定期的に見直す習慣が出来上がります。
「翌月・翌年のセットアップ時などに重要なことだけを移動する」というシステムによって、これらを見失うことなく、達成に向かっていける仕組みを形成しているのが理解できました。
重要でない「思いつき」や「やりたいこと」を整理できるようになる
上記と関連することですが、翌月への移動時などに重要でないと判断したタスクはそこで移動するのをやめることができるので、余計なタスクの増え過ぎを防ぐことにもつながりました。
前は、「やりたいこと」が増えてばかりで消化できなくなりがちでした。
思いついて、いつの間にか忘れてまた思い出して…を延々と繰り返していました。実行にはなかなか移せず考える時間だけが増えてしまい、何となく忙しいとかモヤモヤする感じになってしまっていたのだと思います。
一度思い立ったら書いて、後からこれは本当に必要か、バッサリ切り捨てるか判断することができる。
思考の整理のプロセスを習慣づけられるのをメリットとして実感できました。
デジタルよりも習慣化しやすい
もう一つの大きな気づきは、「メモ」や「考えの整理」は、紙に書いた方がなんだかんだ早いですし、定着するので習慣化につながりやすいということです。
以前はペーパーレス至上主義であった自分。ちょっとしたメモでも、スマホのアプリやN◯tionなどバリバリに活用するぞと意気込んでいました。
使いはじめの時は「便利!」「この機能すごい!」とか、使いこなせたら生産性上がるよな〜とか思っていたのですが…次第に開くのも億劫になっていました。
こういったデジタルツールは、入力するまでに様々な「障壁」があることに気付いたのです。
例えば、ふと思いついたことをメモしたいときに「このアイコンをタップしてこの項目を探して…」と考えるのですが、それ自体に気を取られてしまい「今何してるんだっけ?…なんか通知きてるからチェックするか」となります。
特に機能が多いツールの場合、その使い方を覚える(思い出す)のにも手間がかかります。苦戦しているうちに、何か別の目立つことに自然に気を取られてしまうのでした…
メモすることをいつの間にか忘れて、通知のチェックやネットサーフィンをする…究極の時間の無駄ですね。
バレットジャーナルならノートをサッと出して、デイリーログにとりあえず書いておけばいい!
そういえば高校生までは勉強で記録に使うのはノート一択だったためか、紙はやっぱり馴染みがあるというか、「最も簡単に記録に行き着ける手段」の気がします。誘惑も少ないですしね。
まとめ:バレットジャーナルは自由度が高い。アレンジしながら続けられる
以上をまとめます。
- バレットジャーナルで使うペンは「ジェットストリーム」、ノートは「ロルバーンのリングノート(L)」がおすすめ
- 続けて習慣化するには、面倒だと思うことはなるべく省略する
道具を使いすぎない、書くことは最小限にする、キレイに書くことにこだわらない など - 書く時間を決めておくと習慣化しやすい
- バレットジャーナルの効果①:本当に重要な目標・タスクだけを選別して取り組んでいけるようになる
- バレットジャーナルの効果②:デジタルツールよりも早く扱え、誘惑が少ないので使いやすい
現在も「バレットジャーナル」は本当に無理なく続けられています。
ついこの前ノートをまとめ買いしてしまいました。その位続ける気持ちが強いです。
もっといろんな発見があったら追記してみたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。