【超初心者向け】PNG画像の背景を透過処理(切り抜き)する方法【Affinity Photo 2】

アイキャッチ画像(AffinityPhoto2の初心者向け解説用)
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PNG画像を作ってダウンロードしても、画像のない部分(背景)は白色として残ってしまう(透過設定ができない)場合があります。

(Canvaの無料版などですね)

背景透過処理前の画像
サンプル画像です。
ちょっと見えづらいですが、枠線の中に円形と白色の部分があります
透過処理前画像を写真の上に貼り付けた例
他の画像の上に配置すると一目瞭然

背景の白い部分は透明化させて、円形だけ表示されるように切り抜きたい時の方法について説明します。

買い切りの画像編集ソフト「Affinity Photo 2」のPC版(mac)で作業していきます。

Affinity Photo 2はPhotoshopに匹敵する機能を持っていると言っても過言ではない画像編集ソフトです。
(知名度はまだまだ低いようですが)

「画像編集をやってみたいけどAdobeソフトは高額で手が出せない」
「買い切りのソフトが欲しい」

とお悩みの方に、ぜひお勧めしたいところです。無料トライアル版もあります。
時々セールも実施していますので、気になるようでしたらAFFINITYの公式サイトをチェックしてみてください。

下記目次から作業の流れを確認できます。

目次

背景部分を選択する

背景部分を選択するには、次の2通りあります。

きれいに範囲指定するには①残したい部分を選択→反転の方がやりやすいと思います。
速さ重視なら②背景を直接選択がおすすめ。

方法①:残したい部分を選択→反転し、選択範囲を背景に変更する

「選択ブラシツール」を選択し、残したい部分をなぞっていく

AffiniyPhoto2の選択ブラシツールの場所
選択ブラシツールのモード設定
1:「追加」 2:「型抜き」 3:「幅」(ポインタの大きさ)

「選択ブラシツール」をクリックしたら、「モード」の「追加」のアイコン(1)をクリックします。

背景以外の部分を、塗るようにしてブラシ(ポインタ)をクリックしたまま動かしていきます
慣れない内は一回一回クリックしていってもOKです。

なぞった部分とその周辺が選択されていきます。

間違えてしまったら「型抜き」を押してモードを切り替えると、ブラシでなぞった部分の選択が取り消されるので、選択範囲を修正できます。(2)

ブラシサイズを変更したい場合は「幅」のpx数を調整してください。(3)

選択ブラシツールで選択範囲を追加している場面

はみださないように大体で塗っていけば、背景との境界線を自動で選択してくれます。

「選択」→「ピクセル選択範囲を反転」

「ピクセル選択範囲を反転」の場所

全て選択したら、上部のメニューバーから「選択」を選び、さらに「ピクセル選択範囲を反転」を選びます。
選択範囲が逆転し、背景部分が選択されます。

方法②:背景部分を直接選択

「選択ブラシツール」を選択(※方法①と同じ)

「モード」が「追加」になっていることを確認します。

背景部分をなぞる

背景部分にブラシ(ポインタ)を持っていき、クリックしたまま動かしていきます。

背景色は一色だけなので、クリックしただけでキレイに範囲選択されることも多いですが、
若干ずれることもあるので、幅やモードを切り替えながら調整します。

自動選択ツールで背景部分をクリックして選択している場面

方法③:自動選択ツールを使う

今回のように背景が単色ならば、この方法が最速で確実です。
(画像の中から一部分を切り抜きたい場合は①か②が無難です)

「自動選択ツール」をクリック

「自動選択ツール」は「選択ブラシツール」のすぐ下にあります。

AffinityPhoto2の自動選択ツールの場所

設定を確認しながら背景部分を選択する

自動選択ツールのオプションの説明

背景部分をクリックすると、範囲を自動検出して選択してくれます。

一度に全ての部分を選択できない時は、モードを「追加」(1)に切り替えます。
クリックした分だけ選択範囲が追加されていきます。

間違えたら「型抜き」(2)を押してモードを切り替えると、クリックした部分の選択を取り消すことができます。

背景色と隣接している部分が、色が近いなどの原因で一緒に選択されてしまう場合は、「許容量」(3)の%を下げて調整します。

選択した背景部分を消去する

選択部分の消去は「Backspace」キーを押すだけです。(WindowsはDeleteキー)

背景部分が白と灰の市松模様になれば、透過処理されています。

背景色を除去した直後の画像
背景消去後。背景に細か〜い模様がついたのがお分かりいただけたでしょうか…

念のため、「書き出し」して別名でPNG形式で保存し、確認することをおすすめします。

作業終了

透過処理後の画像を写真の上に配置した例

ぱっと見では背景が透過処理され、切り抜かれました。

ただ今回の場合、境界線付近に白色が少し残っていますね。。。

背景透過処理されていない箇所の説明

残っている部分も除去できるような、もっと細かな範囲選択ができる方法については
別記事を作成しましたので参考いただければと思います。(下記リンクからどうぞ)

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