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簡単・設定自由自在な画像の切り抜き方法。傾き補正も【Affinity Photo2】

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画像を(一定の比率で)切り抜く方法について、初心者向けの説明をしていきます。

買い切りの画像編集ソフト「Affinity Photo 2」のPC版で作業していきます。

目次

「ベクトル切り抜きツール」で切り抜く

アイコンをクリック

画像を切り抜くには「ベクトル切り抜きツール」を使います。

画面左側に「ベクトル切り抜きツール」のアイコンがある

縦横の長さ(比率)を選択するか、自分で設定

クリックすると画面上部に以下のようなオプションが表示されます。
(長いので左右で分割)

ベクトル切り抜きツールのオプション(左)
左側
ベクトル切り抜きツールのオプション(右)
右側

切り抜いたあとの画像サイズの設定方法は大きく分けて2つ。

設定方法①:モードで設定

左側にある「モード:」で、縦横の長さ(比率)について設定を変更できます。

制約なし

比率や大きさの制約なしでトリミングする範囲を自由に動かせます

元の比率

編集前の画像の比率そのままでトリミングすることができます

カスタム比率

好きな比率を設定して、トリミングできます

リサンブル

大きさや画素数を指定して切り抜きができます。(単位はピクセル、ミリメートル、インチ他選択可能)

設定方法②:歯車アイコンから設定

「モード:」の左側にある歯車のアイコンをクリックすると、一般的に利用されている画像サイズの比率の中から選択することが可能です。

一部ご紹介します↓

一般的な比率

1:1、2:1、16:9、1.618:1(黄金比)など

ISO用紙サイズ

A3、A4、A5、A6

米国用紙サイズ

8.5″×11″(レターサイズ)など

画面サイズ

640×480(VGA)、1024×768(XGA)、1280×720、1920×1980 など

他にも印画紙、映画用の比率が設定できます。

切り抜きの比率を設定しているところ
今回は「一般的な比率」→「1.618:1(黄金比)」で設定。
画像に切抜く用の枠を配置したもの
配置した枠はドラッグして動かしたり拡大縮小したりできます

範囲を選択し「適用」をクリック

切り抜きたい枠の配置が決まったら、オプションの左側にある「適用」をクリック。

切抜きを適用する前
切抜き適用後
切り抜き完了

書き出す(保存する)

終わったら早速保存したいところですが、普通に保存すると「.afphoto」というこのソフト独自の形式で保存されてしまうので、メニューバーの「ファイル」→「書き出し…」から書き出します。

【補足1】画像を回転させてトリミング

画像の向きを変えて切り抜くこともできます。

回転させる対象を「切抜く枠」にするか「画像」にするかでやり方が異なります。

切抜く枠を回転させる方法

「ベクトル切抜きツール」選択→枠の比率・大きさを設定後、画面上部オプションの右側にある「回転」ボタンを押すたびに、枠が90度回転します。(縦横比が切り替わったように見えます)

この方法では90度ずつしか回転しません。

画像を回転させる方法

「ベクトル切抜きツール」選択→枠の比率・大きさを設定後、枠の外側を回転させたい方向にドラッグするだけ。

切り抜きツールで画像を回転する操作
画像のように右回りでドラッグすると右に回転します

この方法では画像を好きな角度に回転させることができます。
シフトキーを押しながらやると15°刻みで回転します。

【補足2】風景写真などの傾きを補正することも可能

風景写真などにありがちですが、写したものが水平になっていない(微妙に斜めになっている)ことがあります。
上記の「回転」で微調整してもいいのですが、もっと簡単に補正することが可能です。

今回の例の写真も、地平線が斜めになっているので直してみます。

傾き補正の操作
「傾き補正」をクリック→水平にしたいライン(写真では海と地平線の境界)をドラッグします。(白線が出ます)
傾き補正適用後の画像
ドラッグした線が切り抜き後に水平になるように画像が補正されます

切り抜きの枠は、設定した比率で最も大きくトリミングできるように修正されました。

Affinity Photo 2はPhotoshopに匹敵する機能を持っていると言っても過言ではない画像編集ソフトです。
(知名度はまだまだ低いようですが)

「画像編集をやってみたいけどAdobeソフトは高額で手が出せない」
「買い切りのソフトが欲しい」

とお悩みの方に、ぜひお勧めしたいところです。無料トライアル版もあります。
時々セールも実施していますので、気になるようでしたらAFFINITYの公式サイトをチェックしてみてください。

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