画像を好きな形に切り抜く方法【Affinity / Affinity Photo 2】

2025年12月17日2025年12月20日

「Affinity」または「Affinity Photo 2」で、ハサミを使ったときや、図形のように正方形・長方形以外の形で切り抜く方法を解説します。

正確にはカーブ（ペンツールなどで作成）または図形を使ってマスクを作る機能です。

マスク機能の特長

処理後、切り抜かれてるように見えても、データ上には切り抜き前の画像の情報が残ります。
そのため切り抜く形を後から修正可能です。

カーブによる切り抜きは、Adobe Photoshopにおける「ベクトルマスク」に相当する方法です。

「Affinity」でのやり方

ウィンドウ左上の部分（スタジオといいます）を「ピクセル」をクリックして切り替える。

「ピクセル」が選択されていると紫色になります。

切り抜きたい形を「自分で描画」したいか、「図形」にしたいかで、一部の方法が変わります。
以下、自分で描画したい場合は「１」、図形の場合は「２」をご覧ください。

STEP

左側のツールのアイコン一覧から「ペンツール」を選ぶ

※ペンツールがツール一覧に無い場合があります。→「ノードツール」を長押しすると右脇にペンツールが表示されるので、それを選択。

STEP

切り抜きたい形の線を描く

出来上がった形には「塗り」がある状態にしておきます。（何色でもOK）

STEP

ペンで描いた形のレイヤーを、切り抜きたいレイヤーのすぐ上に移動する

レイヤーを移動するには、レイヤーのプレビュー画像以外のところをクリックしたまま移動したいところにドラッグします。
（移動先のところにラインが出たら指を離す）

STEP

左上部「マスク」ボタンをクリック

またはレイヤー（カーブ）のプレビュー画像から切り抜きたい画像レイヤーのプレビュー画像へドラッグする。
「クリッピングマスクとして適用」と表示されてからドロップするのがコツです。

先程描画した形に沿って画像が切り抜かれます。

STEP

楕円ツール・長方形ツールなどで図形を描く（図形は塗りがある状態にする）

図形のレイヤーが画像のレイヤーのすぐ上にあることを確認します。

STEP

図形のレイヤーを右クリック →「クリッピングマスクを作成」

または図形のレイヤーのプレビュー画像から切り抜きたい画像のプレビュー画像へドラッグする（ドラッグしたときに「クリッピングマスクとして使用」と表示されてからドロップするのがコツ）

先程描画した形に沿って画像が切り抜かれます。

※図形に「マスク」コマンドは出ません。

ウィンドウ左上の「ペルソナ」部分から「Photoペルソナ」を選択。

切り抜きたい形を「自分で描画」したいか、「図形」にしたいかで方法が変わります。
以下、自分で描画したい場合は「１」、図形の場合は「２」をご覧ください。

レイヤーを選択
左側のツールのアイコン一覧からペンツールを選ぶ
※ペンツールがツール一覧に無い場合があります。「ノードツール」を長押しすると右脇にペンツールが表示されるので、それを選択。
切り抜きたい形の線を描く
ペンで描いた形のレイヤーを、切り抜きたいレイヤーのすぐ上に移動する。
左上部 「マスク」ボタンをクリック。またはレイヤー（カーブ）のプレビュー画像から切り抜きたい画像レイヤーのプレビュー画像へドラッグする　→ （ドラッグしたときにプレビュー部分が青くなってから指を離すのがコツ）
形に沿って画像が切り抜かれます。

楕円ツール・長方形ツールなどで図形を描く（図形は塗りがある状態にする）
→図形のレイヤーが画像のレイヤーのすぐ上にあることを確認します。
その図形のレイヤーを右クリック →「下のレイヤーにマスクを使用」
または、レイヤーにプレビュー画像から切り抜きたい画像のプレビュー画像へドラッグする（ドラッグしたときにプレビュー部分が青くなってから指を離すのがコツ）
→ 先程描画した形に沿って画像が切り抜かれます。