Webデザインの勉強に色彩検定の知識が役立った

コンピューターと色彩のイメージ
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色彩検定の使い道。
勉強して合格したのに、肝心の使う場面がない…(資格あるある?)

いや、服の合わせ方とか考えるのが以前より容易くなったかなとか、そういう生活の中での気づきは得られています。

ただスキル面の方では、いまいち活かせていない感じがありました。

ところが最近になってWebデザインの勉強を始めた時、その内容と色彩検定が共通している部分があり、
「これは!あ〜なんか知ってる!」…と思ったので、その詳細についてまとめています。

色彩検定で得た知識はWebデザインに活かすことができます。

目次

Webデザインで役立った色彩検定の学習内容

色彩検定を学ぶことで理解できるWebデザインの重要ポイント、それは端的に言えば
「Webサイトやコンテンツの作成には、何色を使ってもイケるデザインにできる!&自分が使いたい色ばかり使っていい!…という訳じゃないよ」ということです。

①配色の考え方

Webデザインで配色を考えるにあたっては、以下のような流れで考えていきます。

  1. 作成物(webサイト・ロゴ・バナー等)が、閲覧する人にどのような印象を与えたいかを考える
  2. 1で考えた印象と合致するような色の候補を出し、配色を決めていく
    具体的にはベースカラー・メインカラー・アクセントカラーを決定します。
  3. 各カラーの面積配分はだいたい定まっています。(7 : 2.5 : 0.5)
    ベースカラーは背景、メインカラーはキャッチフレーズ、アクセントカラーは強調したい部分。
    試しに配色してみて、気になるところは微調整する。

色彩検定を勉強していれば、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーについて、それぞれどんな色がふさわしいか候補を出すのが容易になります
そして、見やすい・可読性も悪くない・伝えたいことを的確に伝えられる、そんなコンテンツを作成しやすくなります。

②色の心理的効果・視覚効果

では、色が与えるイメージや、メッセージ性とは何でしょうか?

例えば赤色は「情熱的」などプラスのイメージもあれば「危険」などマイナスなイメージがあります。

これは人によって感じ方が異なるのではなく、ある程度一般的に認識されていることです。

他にも、青、緑、橙、白、グレー、黒…といった色それぞれに、プラスとマイナスの面で連想されるイメージがあるので、それらをうまく使って、伝えたいことを伝えるデザインを作成していくことができます。

その他

他にもWebデザインに関連した出題分野がありますので、ざっと思い浮かぶものを紹介しておきます↓

  • 配色イメージ
  • 色の分類と三属性(3級のみ)
  • 色彩調和(3級のみ)
  • 色のユニバーサルデザイン(2級のみ))

Webデザインを学びたい場合、色彩検定は何級まで勉強すればいいか

色彩検定をWebデザインに活かしたい場合、できれば2級まで勉強しておくのが望ましいと思われます。

3級に出ないで2級には出題される範囲の中に、Webデザインに関係するものがあるからですね。

…まあでもこれらの分野は学習範囲がそんなに広いわけでもないので、2級は余裕があれば(もしくはWebデザイナーとして働くのを目指すのであればポートフォリオにも書けるので)勉強しておく、ぐらいでいいと思います。

例を挙げると、2級のみの出題範囲に「ビジュアルデザインの色彩」「メディアデザインの色彩」がありますが、これらはWebデザインと直接関わりの深い分野です。

「ビジュアルデザインの色彩」は、デザインを使って情報を支えること全般(チラシやパッケージなどの紙媒体だけにとどまらず、オンラインゲームやSNSなども当てはまる)をビジュアルデザインと言い、その中の一つにWebデザインがある、ということを学びます。

「メディアデザインの色彩」では、パソコンで色彩を取り扱う(Webデザインの)作業する時は、作業するモニターに出る色を、表現する色となるべく合わせるようにしましょう、ということを主に学びます。

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